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更新日付:2024年8月23日 健康医療福祉政策課

熱中症に注意しましょう!(熱中症の予防と対応)

熱中症状況について

熱中症は7月~9月に発生することが多く、7月から救急搬送者が急増します。

青森県でも7月から熱中症により救急搬送される方が多くなる傾向があり、一人一人が熱中症予防を心がけることが大切です。

「こまめに水分・塩分を補給する」、「暑さを避ける工夫をする」といった熱中症予防を心がけ、周囲の方にも声をかけてみんなで熱中症予防に取り組みましょう。


熱中症による救急搬送者数等(消防庁HP)

健康のため水を飲もう推進運動

熱中症予防などに関するリーフレットはこちら

熱中症警戒アラートについて

「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなることが予測された場合(暑さ指数の値が33以上)に環境省と気象庁が共同で発表し、熱中症の予防行動をとっていただくよう促すための情報です。

「熱中症警戒アラート」が発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
○熱中症予防行動の例
・不要不急の外出は避け、昼夜を問わずエアコン等を使用する。
・高齢者、子ども、障害者に対して周囲の方々から声掛けをする。
・身の回りの暑さ指数(WBGT)を確認し、行動の目安にする。
・身の回りの暑さ指数(WBGT)に応じて、エアコン等が設置されていない屋内外での運動は、原則中止または延期する。
・のどが渇く前にこまめに水分補給するなど、普段以上の熱中症予防を実践する。

熱中症警戒アラート(環境省熱中症予防サイト)


熱中症の予防~熱中症は適切な予防で防ぐことができます~

特に心がけてほしいこと

○天気予報などで気温や湿度を確認する
 熱中症は室内や夜間でも注意が必要です。その日の気温や湿度は毎日確認しましょう。

○こまめに水分・塩分を補給する

 できるだけ水分を持ち歩き、こまめに補給するようにしましょう。
 また、水分とナトリウムを一緒に摂取できるドリンクなども活用しましょう。

○暑さを避ける工夫をする

 暑い日は無理をせず、冷房を使ったり、屋外では涼しい場所に避難しましょう。
 外出時は日傘や帽子を被ったり、涼しい服装を心がけましょう(一般的に黒などの濃い色の服装は熱を吸収しやすいと言われています)。
 また、冷却グッズなども活用しましょう。

○高齢者や子ども、障害児(者)に気配りをする

 熱中症で救急搬送される方の多くは高齢者(65歳以上)となっています。
 また、小さな子ども等は自分で暑さへの対処ができない場合があります。
 熱中症が心配される日は、周囲の高齢者や子ども、障害児(者)への気配りや声かけも大切です。

暑さ指数(WBGT)を活用しましょう!

環境省では、暑さ指数(WBGT)=熱中症になりやすい状態を示す指標を発表しています。
同じ気温でも、湿度や日差しの違いによって熱中症になりやすい場合があります。
暑さ指数とは
この暑さ指数(WBGT)と、日常生活や運動に関する指針を熱中症予防に活用しましょう。 (暑さ指数メール配信サービス

青森県内では次の22の測定地点の暑さ指数が発表されています

東青地域 中南地域 三八地域 西北地域 上北地域 下北地域
青 森 弘 前 八 戸 五所川原 十和田 む つ
酸ヶ湯
(青森)
黒 石 三 戸 市浦
(五所川原)
休屋
(十和田)
脇野沢
(むつ)
今 別 碇ケ関
(平川)
鯵ヶ沢 三 沢 大 間
蟹田
(外ヶ浜)
深 浦 野辺地 小田野沢
(東通)
六ヶ所

日常生活や運動に関する指針

日常生活に関する指針
(日本生気象学会(2021) 日常生活における熱中症予防指針Ver.3.1より)
温度基準
(WBGT)
注意すべき
生活活動の目安
注意事項
危険
(31℃以上)
すべての生活活動で
おこる危険性
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒
(28~31℃※)
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒
(25~28℃※)
中等度以上の生活
活動でおこる危険性
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意
(25℃未満)
強い生活活動で
おこる危険性
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。
※(28~31℃)及び(25~28℃)については、それぞれ28℃以上31℃未満、25℃以上28℃未満を示している。
熱中症予防運動指針
(日本スポーツ協会(2019) スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブックより)
気温
(参考)
WBGT
温度
 熱中症予防運動指針
35℃以上 31℃以上 運動は
原則中止
WBGT31℃以上では、特別の場合以外は運動は中止する。
特に子どもの場合は中止すべき。
31~35℃ 28~31℃ 厳重警戒
(激しい運動は中止)
WBGT28℃以上では、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
10~20分おきに休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。
28~31℃ 25~28℃ 警戒
(積極的に休憩)
WBGT25℃以上では、熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
24~28℃ 21~25℃ 注意
(積極的に水分補給)
WBGT21℃以上では、熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
24℃未満 21℃未満 ほぼ安全
(適宜水分補給)
WBGT21℃未満では、通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。
※ 暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など。

マスク着用による熱中症にご注意ください

マスク着用により、熱中症のリスクが高まります!

新型コロナウイルス感染拡大防止のための3つの基本の1つとして、「マスクの着用」が求められているところですが、マスクを着用した状態では皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気づかないうちに脱水になるなど、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。

マスク着用時は激しい運動を避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をするなど、より一層、熱中症に注意するようにしましょう。



厚生労働省HPでは、「新しい生活様式」における熱中症予防のポイントをまとめております。

「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました

熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!PDFファイル

もし熱中症になったら
~熱中症が疑われる症状と対応~

次のような症状がみられたら熱中症を疑い、適切に対処しましょう。
分類 症状 対処方法
重症度1度 めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、汗がとまらない 涼しい場所へ避難し、身体を冷やして、水分・塩分を補給
→症状が改善しない場合は、速やかに救急隊を要請
重症度2度 頭痛、吐き気、体がだるい 速やかに救急隊を要請
(自ら水分・塩分を補給できない場合は特に)
重症度3度 意識がない、けいれん、高い体温、呼びかけに対して返事がおかしい、まっすぐ歩けない・走れない 速やかに救急隊を要請

熱中症に関するリーフレット、マニュアル

厚生労働省などでは、熱中症の予防や対応について啓発を行うためのリーフレットやマニュアルを作成しています。
高齢者や労働者向けのリーフレット、農作業時の注意点など、いろいろなものがありますので、ぜひ活用してください。

熱中症予防強化キャンペーン(4月~9月)

政府は、熱中症対策を一層推し進めるため、「熱中症対策行動計画」を策定し、これまで毎年7月に実施してきた熱中症予防強化月間を、令和3年度から「熱中症予防強化キャンペーン」として、4月~9月の実施期間中、時期に応じた適切な呼びかけを行うこととしました。

期間内においては、次のようなテーマ設定を行います。

○4月~6月 暑熱順化やエアコンの早期点検等の呼びかけ
○7月 梅雨明けに特に熱中症のリスクが高いことを国民へ注意喚起
○8月 全般的な熱中症対策を呼びかけ
○9月 残暑や災害時における熱中症の注意喚起

近年、熱中症による救急搬送人員数及び死亡者数は増加傾向にあり、一人一人が熱中症予防を心がけることが大切です。

熱中症予防強化キャンペーン(環境省熱中症予防情報サイト)

熱中症についてもっと詳しく知りたい(リンク集)

熱中症に関する詳しい情報は、下記の厚生労働省等のホームページを参照してください。

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この記事についてのお問い合わせ

健康医療福祉政策課 総務グループ
電話:017-734-9276  FAX:017-734-8085

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