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更新日付:2015年11月10日 地域生活文化課
青森県史 文化財編 建築
本書の概要
本巻は「美術工芸」に続く文化財編の2巻目で、最後の巻となるものです。
県内には国の重要文化財が70棟近く、県重宝は40棟近くを数え、文化財に指定されていない建築もバラエティに富んでいます。これらを5章に分けてそれぞれ写真や図面をあげて解説を加え、現在まで行われたさまざまな調査成果を集成しました。
県内には国の重要文化財が70棟近く、県重宝は40棟近くを数え、文化財に指定されていない建築もバラエティに富んでいます。これらを5章に分けてそれぞれ写真や図面をあげて解説を加え、現在まで行われたさまざまな調査成果を集成しました。
(写真)旧弘前市立図書館(弘前市 明治39年(1906))
本書の構成
- 第Ⅰ章 寺院と神社
- 約130棟に及ぶ中・近世の寺院建築・神社建築をまとめました。津軽氏・南部氏の霊屋や、建築型の厨子もここに掲載しています。
- 第Ⅱ章 城郭と武家屋敷
- 本県には近世期には弘前と八戸、二つの城下町がありました。それぞれの城郭と、城下にある武家屋敷はもちろんのこと、黒石や五戸、三戸などに残る武家屋敷や代官所の建物もとりあげています。
- 第Ⅲ章 農家と町家
- 人々が暮らし、ときには生業を営む場となる民家を近世に限らず近代の和風建築まで、旅館や温泉、酒蔵などさまざまな建築もまとめました。
- 第Ⅳ章 都市・集落と町並
- 黒石の「こみせ」(アーケード状の木造の庇)や、旧尾上町金屋の土蔵群、青森・弘前・八戸の町並について記しています。
- 第Ⅴ章 近代建築
- 明治以降、県内では行政、教育、軍事、宗教、金融、産業、防災などいろいろな分野で洋風建築が建てられました。ここでは、昭和期の前川國男設計の建築までをとりあげます。
- 付章 発掘成果と文献史料からみる青森県の建築文化
- 現在は残っていない県内の建築について、「有力者層の住宅」「寺社建築」「庶民層の住宅」の3項目に分け、発掘調査成果と文献史料に基づき考察しています。
- (巻末)
- ・絵葉書にみえる県内の建築・町並
- ・空からみた県内の建築
- ・県内の主な棟札などの銘文
- ・県内のおもな建築
- 体裁
- A4判 本文約580ページ・口絵14ページ
- 編集
- 須藤弘敏・澤口正光・岡田俊治・斎藤政人・白川直人・髙橋和雄・中村隼人・蒔苗俊規
- 古川淳一・石橋裕子・堀内久子