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更新日付:2021年3月3日 地域生活文化課

本業に活きる社会貢献活動セミナー~Withコロナ時代の経営戦略~

更新情報

【令和3年3月3日】セミナー開催レポートを掲載しました。 ★NEW★
【令和3年1月15日】講師(増田典生氏)、コーディネーター(嵯峨生馬氏)については、リモート出演することとなりました。
【令和3年1月15日】第2部パネリストの情報を掲載しました。

趣旨

新型コロナウイルス感染症対策などさまざまな社会課題がある中、企業価値を高める企業活動とは何か?
持続可能な社会、企業をめざして、第一線で活躍する方々にお話を伺いました。

本業に活きる社会貢献活動セミナー

開催日時

令和3年2月9日(火) 13時30分~15時30分

内容

第1部 対談

これからの社会の中で企業価値をどう高めていくか、(株)日立製作所のCSRリーダーである増田典生氏に、日本におけるプロボノの草分けとして知られる認定NPO法人サービスグラントの嵯峨生馬氏がお聞きします。
(※プロボノ:仕事の経験や知識を生かしたボランティア)

講師
増田典生氏

増田 典生(ますだ のりお)氏
[(株)日立製作所グローバル渉外統括本部 主管]

日立西部ソフトウェア(株)(現・(株)日立ソリューションズ)に入社後、日立の情報部門において、プロボノをCSRの取組の1つとして導入し、5年以上に及ぶ長期プロジェクトと2カ月の短期プロジェクトを実施。現在は日立製作所にてグローバル渉外統括本部主管を務める他、民間企業70社超で構成する(一社)ESG情報開示研究会の共同代表理事を務める。

コーディネーター
増田典生氏

嵯峨 生馬(さが いくま)氏
[認定特定非営利活動法人サービスグラント代表理事]

シンクタンク研究員を経て、2005年、仕事の経験・スキルを活かしたボランティア活動「プロボノ」により、NPOの基盤強化を支援するサービスグラントの活動を開始。プロボノプログラムの企画・開発をはじめ、企業・行政・財団等、幅広いセクターとの協働を推進。現在、6,300人を超える社会人の登録を集め、約1,000件のプロジェクトを実施。著書に『プロボノ』(勁草書房)。

概 要
会場の様子
当日は、会場には17人、オンラインでは19人の方が出席されました。
会場は、コロナ対策で座席を離して着席いただきました。

第1部では、まずサービスグラントの嵯峨さんから今回の講演内容に先立って、次のような説明がありました。

【嵯峨氏 説明概要】
・プロボノについて、ビジネスパーソンが仕事の経験やスキルを活かしたボランティア活動のこと。ここ10年間で急速に認知度が高まりました。その背景には、企業と社会との関係が大きく変化している状況があります。

・1995年ボランティア元年から1998年NPO法制定へ、2002年企業行動憲章でCSRが前面に出るようになりました。

・国連が定めたSDGs(2030年までに世界が共通で目指す持続可能な開発目標)について

・2000年~2015年に向けて提言されたミレニアム開発目標MDGsはあまり広がらなかったため、SDGsはより直感的でわかりやすく設定されました。

・中でも、最も重要なメッセージが「No one will be left behind 誰一人取り残さない」という言葉です。これを達成するには、1つの組織では無理なので、皆で手を組んでパートナーシップを築いていく必要があるというところが、SDGsの根本的な考え方と言えます。

・SDGsに則って取り組んでいくためにはもっと外部の人たちと連携して課題解決に取組んだり、新しいビジネスを考えていったりということが強く求められている時代であるといえます。

広がるプロボノの輪
会場、及びオンラインの方の画面ではこのように映っています。
スライドは、サービスグラントの嵯峨さんによるもので、プロボノ参加者が年々増加していることがわかります。
SDGs
今回のセミナーでは重要なテーマであるSDGs。企業の規模に関わらず、重要な課題です。



【日立製作所のプロボノ活動(増田氏 講演)】

日立製作所のプロボノ活動
・日立では、長期にわたり社会に対しどのような価値を生んでいくか、サスティナビリティ戦略を立てていますが、その方針においてもSDGsは大変重要なファクターです。グローバルな社会環境課題を解決することで人々のQOLを向上することが、日立の社会イノベーション事業の目的であり、かつ、当社の収益と持続的成長の源泉であると考えています。
日立の経営・事業戦略とSDGs
SDGsの達成については、企業に非常に大きな期待がされているところですが、日立では、SDGs達成の取組方針を経営戦略に組み込んで進めていて、SDGsの17個の取組目標のうち、本業に特にかかわりのあるもの11個に絞っています。

・プロボノ活動を考えるに当たっては、キーワードが2つあります。キーワードの1つ目は、社会課題起点ということです。日立では、社会イノベーション事業を標榜しております。つまり、価値の最終提供先を社会ととらえています。私は、弊社をB to Bではなく、B to S(Business to Society)の会社だと思っています。我々が提供する価値は、最終的には社会に対してどういう価値を生むのかということであると思っているので、社会課題起点から発想することが重要だと思っています。

社会課題起点
・この社会課題起点で考えるという点で、プロボノは一番効果的な施策だと思います。

・多くの場合、会社の中では事業戦略、経営戦略を考える時に、自社にどういう強み、リソースがあって、マーケットはどうかということを考えていくわけですね。既存のマーケットに対して、既存の製品をどう展開していくのか、それをどうブラッシュアップしていくのかということです。新規の市場に対してアプローチしていく際には、中期経営計画や年度計画でプランニングしていくことがありますが、もう1つ、そういった自社リソースではなく社会課題から紐解いていくというアプローチがあります。この2つはベクトルが逆方向です。会社の中の経営リソース配分というのは、日々の事業が7割、次の事業を検討するのが2割として、大事なことはこの2つで終わってしまうのではなく、社会課題起点から考えることについても1割くらい配分することだと考えています。

・大事なことは、将来に対する投資です。その種を見つけるうえで、プロボノは大変重要だと思っています。ですから、私たちは、プロボノ活動を本業とは別の社会貢献活動と位置付けてはおらず、本業の中に組み込んでいるということです。

・キーワードの2つ目は、「協創」で、コラボレーションを重要視しています。我々が向き合う社会、事業を展開する時にあたって、日立製作所単体ではこれに向き合うことはもはや無理なので、お客様、NPO、NGO等さまざまなセクターとつながって、社会課題に向き合っていくことが非常に重要です。

・CSRには、守りのCSR(コンプライアンス、法令順守)と攻めのCSRがあります。守りのCSRは、守って当たり前で、守らなければ評価が落ちるもの。攻めのCSRは、社会に価値を提供して、自社のブランド価値を高めていくものです。
プロボノ活動の位置づけ(日立製作所)
・社内のインナー施策とアウター施策を四象限に分けると、大きな価値を生んでいくのは、アウターの攻めのCSRだと思っています。その中でも、プロボノ活動は、一番右上に書いていますように非常に重要な位置づけを占めていると考えています。
理解・浸透度を意識して展開(日立製作所)
・こちらは、社内でプロボノを展開していく時のステップを表したものです。当然、すべての社員が理解・浸透できているわけではありませんので、啓発→深耕→活動という具合に、まずは社員皆さんに啓発(interest、attention)から、ステップ・バイ・ステップで進めていくことがとても大事です。

・なぜプロボノ活動かというと、参加者にとって、NPOであるとか、それから地域コミュニティなど、普段とは異なる交わりの中で多彩な経験を積むことで、自身の視野・知見を広げることができること。また、支援先相手の顔と反応が直接見えるということや、ネットワークができるということ。住民等のNPOの支援をすると、NPOの代表の方から直接「ありがとう」と感謝され、これは何事にも代えがたいことだということを、参加した社員がみな一様に話しています。こうしたことを実感するだけでも、すごく大きな効果です。また、人事的側面から、会社の帰属意識の向上にも効果があります。

・我々の社員が普段持っているスキル、例えば、営業の社員であれば営業資料の作成支援、あるいは、デザインチームであったらチラシの制作支援やWebサイトの改善提案等、いずれも社員の普段の仕事の中で培っているスキルを活かして支援をしていくのですが、Society、つまりお客様の支援をどういうサービスで提供するのかということをバックキャスティングしていって、自分たちの日々の仕事に活かしてていくことができます。

・プロボノ活動は、私は実施する側として、この活動で事業部の皆様が何をメリットに感じることができるのか、事業部の方にどういうふうにストーリーテリングすれば、彼らがプロボノに入ってこれるんだろうかということを考えながら進めていっています。

【増田氏と嵯峨氏の対談】

経済価値と社会価値の融合に向けて

(嵯峨氏)
 増田さんの考え方、フレームワークは非常に参考になると思います。これは日立さんの中でも新しい図式と言えるでしょうか。こういった考え方が出てくるようになった背景を教えてください。

(増田氏)
 そうですね。企業が、企業価値とかよく言いますけど、企業価値って非常に深い言葉だと思うんですが、これを構成する要素を考えるときに、有形資産と無形資産という考え方があると思います。あれは、スタンダード・アンド・プアーズの調査だったと思うんですけど、1970年代は、有形資産が8割超えで無形資産が2割弱だったんですね。ところが、今のこの時代は、それが全く逆転していて、無形資産が8割以上、有形が1割だという調査結果が出ています。

 つまり、かように社会とか環境に対する価値ですよね。企業のブランドイメージ、あるいはレピュテーション(※企業の評判)、こういうものが企業価値を8割以上占めているというような結果が出ているわけですね。

 こういうものが日々の暮らしを回すわけですから、重要なんですけれども、ただそれだけでは人の成長の意欲というのは出てこないんだろうなと思っています。配分が大事だと思います。

経済価値と社会価値の融合に向けて

(嵯峨氏)
 こういった図式が導入されたのは、ここ10年くらいと見てよろしいでしょうか。

(増田氏)
 そうですね。実際の業務では、業績評価制度において、どれとどれを組み込んでいくのかということが重要だと思っています。

(嵯峨氏)
 そうすると、各個人の評価のシートの中に欄があって、社会貢献活動の実績も書き込まれるような形になっているということでしょうか。

(増田氏)
 強制ではありませんけども、評価制度の中に記載してもらうという形になりますね。

プロボノ活動の位置づけ(日立製作所)

(嵯峨氏)
 この図式、こういう風に整理されますと、守りのCSRと攻めのCSRで施策を図式化して整理されていると、どの施策がどこに位置付けられているのか一目瞭然となりますね。

(増田典生氏)
 そうですね。四象限どれも大事だと思います。守りをきちんとしなければ駄目ですし、その上で攻めがあるんだとも思っています。それぞれのいろんな施策がどういう相関を持っているのか、関係を持っているのかということを整理しておくことが大変大事なんだろうなと思っています。

 社員の皆さんに、やっぱりどんどん参加して欲しいなと思っているのは、攻めのCSRですよね。社内ではワークショップですし、外に対してはプロボノ活動というふうに思っています。

(嵯峨氏)
 特に今日の社会貢献活動セミナーという観点でいいますと、「9.理解・浸透度を意識して展開」のスライドがわかりやすいですね。どういうプログラムがそれぞれの会社さんにありますか?というところを見ていただくのにも非常に有効な図式だと思いますし、そこに、更に先ほど業績評価制度という評価の話がありましたけども、右にしっかりKPIも書き込まれているわけです。
 それぞれの取組を評価していくということの参考になるところまで図式化されていると思いました。

(増田氏)
 啓発のためのセミナーに、一般社員だけでなく幹部も聴いてもらうという形にすると、一般社員も本気になって聴いてくれますから、そういうことは必要だと思います。ワークショップも、自分ごとで参加してもらうということが大変重要です。一市民目線で周りを見た時にたくさん困りごとがあると思うので、市民としての困りごとというものを自分たちの事業で解決できないか、そういうところから入っていく。

(嵯峨氏)
 どういうふうに会社としてこの取り組みを推進していくかですが、おそらく増田さんも一筋縄ではいかなかったと思います。どのように進めてこられたのですか。

(増田氏)
 若い社員の方はプロボノ活動に参加したいという方が多いんですが、上司の了解を得られないということがあります。そうした時には、上司の方にメリットを伝えています。それで了承を得られる場合もあれば、やはりお断りされる場合もあります。これは、地道に現場を回るしかないですね。

 あとは、業績評価制度の中に組み込んでいくことは重要です。これは、プロボノに限らずなんですけど、やっぱり事業が社会や環境にどのようなインパクトを与えているのか、いわばそうした非財務インパクトの見える化・測定をすることに日立は今、取り組んでいて、目に見えないものを見える化してどう評価するかということが非常に重要だと思っています。

(嵯峨氏)
 ありがとうございます。社会課題起点というところをしっかり経営に組み込んでいくということ、その中でプロボノ活動も含めて、いろいろな貢献活動をしっかりと位置づけて取り組んでいくということ、実際にそれを動かしていく場面においては組織の巻き込みが肝であるといったお話を伺いました。

(増田氏)
 なかなか一度ではできないので、やり続けることが大事かなと思います。

増田氏と嵯峨氏
増田氏と嵯峨氏

第2部 トークセッション

本県で取り組んだ「青森プロボノチャレンジ2020」の参加者の方々も交えて、社員を社会につなぐ「プロボノ」の意義や企業にもたらされる効果などについてトークセッションを行いました。

パネリスト

◇ 増田 典生(ますだ のりお)氏[(株)日立製作所グローバル渉外統括本部 主管]
◇ 氣田 直樹(けた なおき) 氏[(株)青森銀行 地域振興支援事務局]
 (青森プロボノチャレンジ2018、2020参加)
◇ 原 輝明(はら てるあき)氏[ワイズ公共データシステム(株)]
 (青森プロボノチャレンジ2019、2020参加) 

コーディネーター

嵯峨 生馬(さが いくま)氏[認定NPO法人サービスグラント 代表理事]

概 要
第2部の様子
第2部では、青森プロボノチャレンジ参加者のお二人に、パネリストとして会場にお越しいただきました。
氣田氏
青森銀行 氣田直樹氏 
ワイズ公共データシステム 原輝明氏
ワイズ公共データシステム 原輝明氏

(嵯峨氏)
 お二人とも2回参加されているので、まず1回目に参加されたきっかけ、次に2回目またやってみようと思われた理由について教えてください。

(氣田氏)
 まず、そもそも2018年にプロボノに初めて参加したきっかけというのが、「小さな親切」運動の事務局をやっていまして、これも社会貢献活動なのですが、プロボノは普段接することのない方、また、若い方から年配の方から一緒に社会貢献できること、また退職後に地元に戻って何かできないかという思いもあって参加しました。
 2019年は、活動場所が八戸市で離れていたので遠慮しましたが、2020年はまた青森市だったのでもう一度参加しました。

(原 氏)
 私は、2019年、2020年と参加したのですが、最初のきっかけは、もともと会社が地域貢献がコンセプトの会社だったんですが、まだまだ自分が地元に貢献できてないんじゃないかという思いがあって、その時にこのプロボノ活動の参加募集を見つけたので参加しました。
 1回目は、実際、自分が持っているスキルとか、普段業務で行っている部分というのが、どうやって役に立てるかというのがまだ自分自身わかっていないというところだったので、もしかしたら会社の中でもそういったものを感じているメンバーがいるんじゃないかと思って、私から社内で一緒に参加したいメンバーを募集して会社として参加しました。2回目は、個人として参加することによって、見えてくる世界とか、他の人から得られるスキルというのが、また違ってくるんじゃないかと思って2回目も参加しました。

(嵯峨氏)
 2020年は、コロナ禍という状況にあって、やりづらさもあったと思いますが、何か発見のようなものはありましたか?

(氣田氏)
 参加に当たっては、私はあまり気にしませんでした。最初、青森県内はコロナが落ち着いていたので。感染が拡大してから、仕事柄あまりミーティングに出られないという方もいましたが、特に大きな影響はありませんでした。

(原 氏)
 コロナで身の危険は特に感じませんでしたが、前回は比較的支援先の方々にヒアリングしていたので、それができなくなるんじゃないかという懸念はありました。

 ただ、前回は会社の同僚でチームを組んだので、どうしてもある程度の言葉で伝わる部分がありましたが、逆に今回はオンラインミーティングの際など、結構細かく伝えないと伝わらないだろうということがあって、そういうところに気づけたのはすごく良かったかなと思っています。

(嵯峨氏)
 分野を越えた、部署を越えたコミュニケーションを社員の方がとりながらプロボノ活動をするということが、やはり社員の方のいろんな引き出しを増やしたりというところにつながるんじゃないかと思うんですが、増田さんはどのようにご覧になっていますでしょうか。

(増田氏)
 そうですよね。本当にそういうところの難しさってあると思います。私は、やっぱり傾聴するというところがすごく大事だと思います。

(嵯峨氏)
 プロボノに参加した経験が、その後働き方に影響した部分はありますか?

(氣田氏)
 事前に課題を皆で共有し、整理して当日のミーティングに臨むとか、そういう仕事の仕方をしなければいけないということは感じています。

(原 氏)
 私は、1年目の時、メンバー全員から、直接お客様から「ありがとう」という声を聞いて、自分がやっている仕事が本当にお客様に実際こうやって役に立っているんだというところをわかってもらえて、自分がやっている仕事の自信につながったという話がきけたのが、一番の成果だと思っています。

(増田氏)
 当社の社員も、ほとんどの方が終わった後の報告会で、「支援したNPOの方から「ありがとう」と言われた、これは何よりも勝る。」と言います。

(嵯峨氏)
 逆に、何か失敗や、こうすればよかったというようなことはありますか?あるいは、会社としてプロボノをやっていく場合何かヒントとなるようなことがあれば教えてください。

(氣田氏)
 そうですね、プロボノでは、普段、自分の仕事で接することのない業種の方、年代の方と初めて会って、支援先についてのものを作り上げていくということで、すごく刺激になると思います。一方で、初めてプロボノに参加する方もいると思いますし、やはり支援先とたくさん話をして、何を求めているのか。自分たちは何ができるのか、そこをきちんと話し合うことが大切だと思います。

(原 氏)
 会社として、組織として参加する場合なんですけど、この場合の失敗例としては、会社のポジションをそのまま持ち込むのは悪い流れになってしまうと思います。会社として参加するのであれば、立場は関係なくフラットに、支援先のために業務を行うということに気をつけないといけないと思います。

 個人として参加する場合は、若い方が参加する場合、なかなか上長の承認を得られないこともあると思うので、話を受けた上司が率先して「参加してこい」というようにしてもらえないと、なかなかうまくいかないんじゃないかと思います。

(増田氏)
 やはり、上下関係なく、部署関係なく集まるので、うまくいくところは、お互いが補完しあって、幹部クラスもいちメンバーだという立ち位置で参加しています。うまくいかないところはそうなっていないですが、それも含めて良い経験になるだろうと思います。

第2部のスクリーン画面

(嵯峨氏)
 最後に一言ずつお願いします。

(氣田氏)
 大上段に構えないで、普段からやっていることがSDGsにはつながっているということを意識する中で、社会貢献を企業としても行っていけば、会社も社員も成長していけるんじゃないでしょうか。

(原 氏)
 プロボノに参加する際、必ず他の人にも声をかけているけれども、ほぼ100%「自分にはスキルがない」と言われますが、必ずできると思いますし、引き続き声を掛けて、こういった取組ができる人を一人でも多く募っていければいいかなと思っています。

(増田氏)
 我々は企業人である以前に、いち市民ですし、またそのつながりを持った仲間だというふうに本当に思います。

 コロナがもたらしたものって、つながりの再発見だという気が私はするんですね。そういうマインドセットでもって行動を起こせば、おのずとそれがプロボノになるし、企業人にとってみると、それが間違いなく皆様の企業生活にも活きてくるんだろうなという気がします。

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電話:017-734-9207  FAX:017-734-8046

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