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更新日付:2023年3月28日 文化財保護課
津軽塗
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津軽塗
- 写真提供 弘前市教育委員会
指定区分 | 重要無形文化財(工芸技術) |
名称 | つがるぬり 津軽塗 |
保持団体 | 津軽塗技術保存会 |
事務所の所在地 | 弘前市大字賀田1丁目1-1 (弘前市教育委員会内) |
指定年月日 | 平成29年10月2日 |
問合せ先 | 弘前市教育委員会 文化財課 TEL0172-82-1642 |
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津軽塗は、弘前市を中心とする津軽地方に伝わる漆器製作技術であり、17世紀後半に、弘前藩主により塗師(ぬし)などが招致されたことで発展した。現在の製作は榡地(きじ)の工程と漆芸(しつげい)の工程に大別され、分業で行う。榡地は檜葉などを原材料に、指物(さしもの)、挽物(ひきもの)などの木工技術により製作され、漆芸の工程でこれに堅牢な下地と変り塗を施す。この変り塗の多様さが特色であり、複数の技法を併用したり文様を描き加えることで、華やかな質感を活かした無数の表現が可能となる。
変り塗を自在に駆使するためには、塗りの種類に応じた適切な漆の調合・調整と高度な研ぎが必要とされ、こうした多様な変り塗の技術が、今日まで同一地方にまとまって伝承されている点で他に類をみない。