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更新日付:2019年2月15日 文化財保護課
平成30年度高校生文化財魅力発信事業について
事業の概要
近年の少子化・高齢化により、地域の歴史のある建物や地域の祭りなどの文化財を守り伝えていく後継者が少なくなっています。その一方で、文化財は、2020年オリンピック・パラリンピックの日本開催を見据え、観光や地域活性化に大きな役割が期待され、活用の取組が活発になっています。そのため、青森県教育委員会では、高校生が地域の文化財を調査研究して魅力を発見し、その成果を地域の皆さんに発信していくことで、多くの方に文化財を知っていただき、活用に向けて考えていただくために、「高校生文化財魅力発信事業」を昨年度から実施しています。今年度は、青森県立八戸工業高等学校と青森県立十和田工業高等学校の生徒たちに次のような取組をしてもらいました。
郷土の文化財講習会
青森県文化財保護審議会委員の工藤竹久さんに八戸市と十和田市それぞれの文化財について講演していただきました。
また、元八戸工業大学教授の月舘敏栄さんに建造物を調査するための方法を教えていただきました。
また、元八戸工業大学教授の月舘敏栄さんに建造物を調査するための方法を教えていただきました。
- 八戸工業高校 平成30年7月4日(水)
- (工藤さんの講演)
- (月舘さんの講義)
- 十和田工業高校 平成30年7月11日(水)
- (工藤さんの講演)
- (月舘さんの講義)
文化財の調査研究
夏休みを利用して、地域の文化財建造物を実際に計測し、建築様式などを調査しました。また、市内にある文化財を見学し、所有者の方々から歴史や由来などを伺いました。最終日には、八戸工業大学の小藤准教授が文化財の魅力を考えるワークショップを行い、大学生と一緒に地区にある文化財の魅力について考えました。
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八戸工業高校 平成30年8月6日(月)~8日(水)
主な調査対象:小田八幡宮仁王門、櫛引八幡宮、大慈寺(糠塚)、対泉院、大慈寺(松舘)、清水寺など
- (小田八幡宮仁王門の実測調査)
- (小田八幡宮仁王門の実測調査)
- (大慈寺(松舘)本堂の見学)
- (ワークショップ)
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十和田工業高校 平成30年7月29日(日)~31日(火)
主な調査対象:切田八幡神社、切田神楽、正法寺、法量農村公園、十和田市郷土館など
- (切田八幡神社の実測調査)
- (切田八幡神社の実測調査)
- (十和田市郷土館の見学)
- (ワークショップ)
調査研究発表会
夏休みに行った「文化財の調査研究」の成果を市民の皆さんに発表しました。
- 八戸会場:平成30年12月16日(日) 八戸市総合福祉会館「はちふくプラザ ねじょう」
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調査研究発表1 八戸工業高校の生徒による研究発表
「高校生のイチオシ!八戸の門」 -
調査研究発表2 八戸工業大学ADL(建築デザイン研究会)による研究発表
「十和田と八戸の文化財の魅力」
「3Dスキャナーを活用した切田八幡神社の正面図制作」 -
文化財に関する講演(講師 青森県文化財保護審議会委員 工藤竹久氏)
「文化財が語る八戸の歴史」 - 八戸市教育委員会の事業紹介
- (高校生の研究発表)
- (大学生の研究発表)
- (文化財に関する講演)
- (高校生製作の模型)
- 十和田会場:平成30年12月22日(土) 十和田市南コミュニティセンター
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調査研究発表1 十和田工業高校生徒による研究発表
「切田八幡神社の知られざる魅力を探る」 -
調査研究発表2 八戸工業大学ADL(建築デザイン研究会)による研究発表
「十和田と八戸の文化財の魅力」
「3Dスキャナーを活用した切田八幡神社の正面図制作」 -
文化財に関する講演(講師 青森県文化財保護審議会委員 工藤竹久氏)
「十和田の歴史と文化財の魅力」 - 十和田市教育委員会の事業紹介
- (高校生の研究発表)
- (大学生の研究発表)
- (文化財に関する講演)
- (会場に展示したパネル)
会場には、高校生と大学生が調査研究の成果をまとめたポスターを展示し、来場された皆様にご覧いただきました。
※当日展示したポスターの詳細は、下記の画像をクリックしてご覧ください。
※当日展示したポスターの詳細は、下記の画像をクリックしてご覧ください。