陸奥湾ホタテガイ総合戦略を策定しました

　陸奥湾ホタテガイ総合戦略を策定し、令和6年11月1日に公表しました。

　陸奥湾のホタテガイ養殖業は、本県漁業の根幹をなす重要な産業であるほか、加工、流通、輸出、観光など様々な関連産業とも結びつく裾野の広い産業であり、地域経済を支える重要な役割も担っています。
　しかし、近年は、採苗の不振、高水温による大量へい死、中国による禁輸措置など、陸奥湾ホタテガイ養殖業を取り巻く環境は厳しさを増しています。
　このような中、県では生産者等の切実な声を聞きながら、産官学連携の「陸奥湾ホタテガイ総合戦略チーム」において、将来にわたり、ホタテガイの安定的な生産と供給を維持していくための対策について検討を重ねてきました。
　本戦略では、親貝や稚貝の確保を始めとする「産業を守る仕組みづくり」と、DXや構造転換により生産性を高める「未来を創る産業革新」を基本理念とし、「生産高度化」、「経営力強化」、「販売促進」といった３本の施策の柱に掲げる取組を、生産者や関係団体等と役割分担しながらダイナミックに進めていきます。
　また、今後の環境変化などに的確に対応するため、引き続き、各関係者との対話を重ねながら、必要に応じて戦略を見直すこととしています。
　生産者を始め、漁業協同組合や関係団体、事業者に常に寄り添って連携し、安定生産と成長産業化への道筋を共に描いていけるよう、皆で一致団結して挑戦します。

陸奥湾ホタテガイ総合戦略（令和6年10月）[3427KB]