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更新日付:2022年4月27日 エネルギー開発振興課

ITER計画・BA活動について

ITER計画

 人類にとって、エネルギーの安定確保は大きな課題ですが、核融合エネルギーは、その豊富な資源、固有の安全性、高い環境保全性の点から、将来のエネルギー源の一つとして大きな可能性を有するとされています。
 
 ITER(イーター)とは、核融合エネルギーの科学的・技術的実現可能性を実証する「国際熱核融合実験炉」の意です。ラテン語の道や旅という意味を兼ねる「ITER」には、核融合実用化への道・地球のための国際協力への道という願いが込められています。
 この実験炉の建設・運転による国際的な実証プロジェクトがITER計画であり、現在、日本をはじめ欧州(EU)、米国、ロシア、中国、韓国及びインドの7極・35か国が参加して、フランスのサン・ポール・レ・デュランスでITERサイトの整備が進められています。

本県との関わり・BA活動

 ITER計画と本県との関わりは、平成14年5月31日の閣議においてITER計画を実施する候補地が選定され、日本では青森県六ヶ所村が、フランスではサン・ポール・レ・デュランスが候補地として選ばれたことに始まります。その後、平成17年6月28日の6極閣僚級会合においてフランス・カダラッシュがITERサイトに決定し、日本はITER計画の準ホスト国として「幅広いアプローチ(Broader Approach:BA)活動」(ITER計画と並行して取り組まれる研究開発プロジェクト)を獲得し、現在、欧州と共同でこのプロジェクトを実施しています。

県の取組み

 県では、ITER計画及びBA活動の推進を図り、将来の原型炉の県内誘致を目指して、六ヶ所村において核融合エネルギーの研究に従事する外国人研究者等の子弟やその御家族を対象に国際通用性を有する教育サービスの提供や生活上必要な手続の補助や言語サポートなどの生活支援、地域住民との国際交流の推進に取り組んでいるほか、産学官金の任意団体「青森県ITER計画推進会議」と連携して、核融合に関連した啓発イベント等を行っています。

関係団体の取組み

 産学官金の連携により青森県ITER計画推進会議が設置され、ITER計画に関連するプロジェクトの青森県での実施を推進するとともに、原型炉の誘致を念頭に置きつつ、日本における新たな核融合研究開発の拠点づくりを目指した活動が行われています。

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この記事についてのお問い合わせ

環境エネルギー部 エネルギー開発振興課 むつ小川原開発・量子科学振興グループ
電話:017-734-9725  FAX:017-734-8213

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