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更新日付:2024年9月4日 保健衛生課
世界及びわが国の発生状況(結核情報)
※下記の項目をクリックすれば情報がご覧になれます。
◇結核について ◇結核の医療について ◇世界及びわが国の発生状況
◇青森県結核対策推進計画について ◇医師及び病院管理者の届け出について
◇結核・呼吸器感染症予防週間について
◇結核について ◇結核の医療について ◇世界及びわが国の発生状況
◇青森県結核対策推進計画について ◇医師及び病院管理者の届け出について
◇結核・呼吸器感染症予防週間について
世界及びわが国の結核の発生状況
世界の結核の現状と対策
世界では、発展途上国を中心に未だ結核が蔓延しています。人々の3人に1人が結核に感染しており、その結果毎年900万人が新たに結核を発病し、そのうち約150万人が死亡すると推計されています。脆弱な保健医療システム、多剤耐性結核菌の発生、HIV/エイズとの二重感染などにより結核の問題は深刻化しています。
世界保健機関(WHO)は1994年よりDOTSと呼ばれる、(1)塗抹検査による患者発見、(2)6-8ヶ月の標準化学療法を用い、その間医療従事者あるいはボランティアが患者支援を行う結核治療、(3)標準的な記録及び報告様式の使用、(4)薬剤管理を徹底し、在庫払底を防止する、(5)これらに必要な人材及び予算を確保するための高度な政治的意思を担保すること、などを基本とした本格的な結核対策を開始しました。現在ではほとんどの国と地域で標準的な結核対策(いわゆるDOTS戦略)が実施されています。
しかし、未だに上に挙げた問題点の他、塗抹検査の精度確保、薬剤や検査用器材の払底、都市部における高い治療脱落率、開業医等私的医療機関への標準治療の普及など様々な問題点が残されています。
「世界の結核の現状と対策」公益財団法人 結核予防会 結核研究所 国際協力・結核国際情報センターホームページ
世界保健機関(WHO)は1994年よりDOTSと呼ばれる、(1)塗抹検査による患者発見、(2)6-8ヶ月の標準化学療法を用い、その間医療従事者あるいはボランティアが患者支援を行う結核治療、(3)標準的な記録及び報告様式の使用、(4)薬剤管理を徹底し、在庫払底を防止する、(5)これらに必要な人材及び予算を確保するための高度な政治的意思を担保すること、などを基本とした本格的な結核対策を開始しました。現在ではほとんどの国と地域で標準的な結核対策(いわゆるDOTS戦略)が実施されています。
しかし、未だに上に挙げた問題点の他、塗抹検査の精度確保、薬剤や検査用器材の払底、都市部における高い治療脱落率、開業医等私的医療機関への標準治療の普及など様々な問題点が残されています。
「世界の結核の現状と対策」公益財団法人 結核予防会 結核研究所 国際協力・結核国際情報センターホームページ
わが国の結核患者の発生状況
全国の保健所を通じて報告される結核登録者状況の概要(2023年)は以下のとおりです。
〇2023年の結核罹患率(人口10万対)は8.1であり、前年と比べ0.1ポイント減少している。
〇日本の結核罹患率は近隣アジア諸国に比べ低い水準にあり、米国等他の先進国の水準に年々近づいている
〇2023年の結核による死亡数は1,587人(概数)で、前年の1,664人に比べ77人減少している。
〇2023年に、新たに結核患者として登録された者の数(新登録結核患者数)は10,096人で、前年より139人(1.4%)減少している。
〇新登録結核患者数の各年齢階層別で全体に占める割合は、80~89歳が33.0%と最も多くなっている。
〇外国生まれ新登録結核患者数は、前年から405人の大幅な増加で1,619人となった。しかし、新登録結核患者における外国生まれの者の割合は16.0%と前年の11.9%から4.1%増加している。20~29歳の外国生まれ新登録結核患者数は前年に比べて282人の増加で884人となっているが、同年齢階級での新登録結核患者における外国生まれの者の割合は84.8%と前年から7.3%の増加となっている。
〇 2023年の新登録肺結核患者のうち有症状の者の中で、受診が遅れた(症状発現から受診までの期間が2か月以上)患者の割合は、前年と同じ19.9%であった。
〇診断が遅れた(受診から結核の診断までの期間が1か月以上)患者の割合は、前年から1.0%増加し、22.5%となっている。
〇発見が遅れた(症状発現から結核の診断までの期間が3か月以上)患者の割合は、前年から0.85増加し、21.3%となっている。
〇2023年の結核罹患率(人口10万対)は8.1であり、前年と比べ0.1ポイント減少している。
〇日本の結核罹患率は近隣アジア諸国に比べ低い水準にあり、米国等他の先進国の水準に年々近づいている
〇2023年の結核による死亡数は1,587人(概数)で、前年の1,664人に比べ77人減少している。
〇2023年に、新たに結核患者として登録された者の数(新登録結核患者数)は10,096人で、前年より139人(1.4%)減少している。
〇新登録結核患者数の各年齢階層別で全体に占める割合は、80~89歳が33.0%と最も多くなっている。
〇外国生まれ新登録結核患者数は、前年から405人の大幅な増加で1,619人となった。しかし、新登録結核患者における外国生まれの者の割合は16.0%と前年の11.9%から4.1%増加している。20~29歳の外国生まれ新登録結核患者数は前年に比べて282人の増加で884人となっているが、同年齢階級での新登録結核患者における外国生まれの者の割合は84.8%と前年から7.3%の増加となっている。
〇 2023年の新登録肺結核患者のうち有症状の者の中で、受診が遅れた(症状発現から受診までの期間が2か月以上)患者の割合は、前年と同じ19.9%であった。
〇診断が遅れた(受診から結核の診断までの期間が1か月以上)患者の割合は、前年から1.0%増加し、22.5%となっている。
〇発見が遅れた(症状発現から結核の診断までの期間が3か月以上)患者の割合は、前年から0.85増加し、21.3%となっている。