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更新日付:2024年9月4日 保健衛生課

結核・呼吸器感染症予防週間(結核情報)

※下記の項目をクリックすれば情報がご覧になれます。

◇結核について  ◇結核の医療について  ◇世界及びわが国の発生状況
◇青森県結核対策推進計画について ◇医師及び病院管理者の届出について
◇結核・呼吸器感染症予防週間について

毎年9月24~30日は結核・呼吸器感染症予防週間です。

厚生労働省では、毎年9月24~30日を「結核・呼吸器感染症予防週間」と定めて、結核に関する正しい知識の普及啓発や新型コロナウイルス感染症をはじめとした呼吸器感染症の予防のため、県においても、保健所や関係機関と共に普及啓発活動を実施しています。
この機会に、結核に関する正しい知識を身につけましょう。

結核は昔の病気ではない

結核は、昭和25年まで日本の死亡原因の第1位で「国民病」と恐れられていました。今では治療法が確立され、死亡するケースは少なくなったため、過去の病気と思われがちですが、日本の結核発病率は先進国の中では極めて高く、未だに年間約10,000人の患者が発生し、約2,000人が結核で亡くなっています。
また、結核患者の約7割が70歳以上の高齢者となっています。

どんな病気?

結核は、結核菌という細菌が体内に入り、増殖することで引き起こされる病気で、結核を発病した人の咳やくしゃみのしぶきが空気中に飛び散り、それを他の人が吸い込むことにより感染します。
感染したからといって必ず発病するわけでなく実際に発病するのは1~2割程度とされており、感染してから6ヶ月~2年以内に発病する場合が多いと言われています。

結核の症状

結核の症状は風邪とよく似ており、主な症状は次のとおりです。
・せきが2週間以上続く
・たんが出る
・微熱が長引く
・からだがだるい
・急に体重が減る
・胸が痛い
さらにひどくなると、息切れや血の混ざったたんが出たり、呼吸困難で死亡する場合もあります。

なお、高齢者はせきやたんなどの症状が出にくいこともあり、感染に気づくのが遅れるケースが多くあります。そのため、定期的に健康診断を受けることや、周囲の方が健康管理に気を配り、気になった時は速やかに医療機関を受診してもらうことが大事です。

結核による感染を防ぐために

〇せきやたんなどの風邪に似た症状が2週間以上続くときは、早めに医療機関を受診するか、お近くの保健所に相談しましょう。
〇年に1回の健康診断(胸部X線検査)は必ず受けましょう。
〇抵抗力の弱い赤ちゃんにはBCGワクチンの予防接種が有効です。市町村の案内に従って、生後1歳までに接種しましょう。
〇免疫力が低下しないように、栄養バランスのよい食事と十分な睡眠、適度な運動をするようにし、規則正しい生活を心がけましょう。夜更かしなどの不規則な生活や喫煙は禁物です。

青森県の結核の概要

青森県の結核のについてはこちらです。2023年の年報データにより更新しました。
青森県の結核の概要2023PDFファイル[308KB]

結核に感染し、発病してしまった場合でも、早期に発見し、きちんと薬を飲めば治ります。
早期発見・早期治療が、家族やまわりの人への感染を防ぎ、日本から結核をなくすことにも繋がります。

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この記事についてのお問い合わせ

健康医療福祉部保健衛生課 感染症対策グループ
電話:017-734-9141  FAX:017-734-8047

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