ホーム > 組織でさがす > 健康医療福祉部 > がん生活習慣病対策課 > 糖尿病対策について
関連分野
- くらし
- がん・生活習慣病対策
更新日付:2024年11月13日 がん・生活習慣病対策課
糖尿病対策について
知っておきたい!糖尿病の基礎知識
ご活用ください!「糖尿病の基礎知識」リーフレット
県では、「糖尿病の基礎知識」をまとめたリーフレットを作成しました。
下記よりどなたでもダウンロードいただけます。
様々な場面でご活用ください。
糖尿病とは
糖尿病は、「インスリン」の不足や作用低下によって、血糖値が上昇してしまう病気です。
糖尿病は大きく分けて1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他に分類されます。糖尿病患者の多くは2型糖尿病で、遺伝的要素に生活習慣等が重なって発症します。
青森県は、糖尿病死亡率が全国と比べて高い状況にあります。
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
なんとなく知っている?糖尿病の関連ワード
- 血糖値
- 血液中を流れるブドウ糖(血糖)の濃度
- 空腹時血糖
- 空腹時の血液中に含まれるブドウ糖の濃度。(検査前日の夕食後から10時間以上絶食して測定した値。)
- インスリン
- すい臓から分泌され、血糖値を下げる働きをするホルモン。血液中のブドウ糖を、主に肝臓や骨格筋、脂肪組織などの細胞の中に取り入れる働きをする。そのため、インスリンの量が不足したり、働きが悪くなったりすると、糖が吸収されず、血糖値が上がったままになる。
- HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)
- 血液中のヘモグロビンにブドウ糖が結合したもので、血糖の状態を表す指標。過去1~2ヶ月間の血糖値の平均を表すので、食事や運動等の状況に左右されない。
合併症について
糖尿病は「サイレントキラー」とも呼ばれ、自覚症状が表れる頃には重症化していることもあります。また、高血糖や糖尿病によって増加した血液中のブドウ糖が、血管や神経に悪影響を与えることで、全身の様々な合併症を引き起こすリスクがあります。
- 糖尿病網膜症
- 網膜の毛細血管に障害が起きることで発症し、最悪の場合、失明する可能性もあります。
- 糖尿病性腎症
- 高血糖状態が続くことなどにより腎臓のろ過機能が低下し、重症化すると「透析療法」が必要になります。
- 糖尿病性神経障害
- 足の先や手などに神経障害が起こり、痛みやしびれを発症します。足潰瘍や足壊疽を引き起こすこともあります。
- 脳血管疾患(脳卒中)
- 脳の血管がつまったり、破れたりすることで、脳梗塞や脳出血を引き起こすことがあります。
- 心疾患(狭心症・心筋梗塞)
- 心臓に酸素や栄養を運ぶ血管が細くなり、狭心症や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。
- 歯周病
- 糖尿病と歯周病はお互いに悪影響を与え合います。その深い関係については、「糖尿病と歯周病を切り口とした医科歯科連携事業」のページをご覧ください。
糖尿病(2型)予防のために
糖尿病の予防のキーワードは「食事」と「運動」です。また、早期発見のために定期的に健康診断を受けましょう。
健康づくりの基本的な情報について解説した動画・パンフレットは「GOGO健活!マモルさんリターンズ」のページをご覧ください。
糖尿病予防のための「食事」って?
糖尿病予防の基本は「食事」です。野菜を多めに、塩分は控えめに、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
青森県はおいしい野菜がたくさん!味わってゆっくり食べましょう。
糖尿病予防のための「運動」って?
ふだんより大またを意識して歩く、階段を利用するなど、まずは無理なくできる運動から始めましょう。
その日の体調に合わせて、できる範囲で構いません。運動を続けることが大事です。
青森県糖尿病性腎症重症化予防プログラムについて
青森県では、「健康あおもり21(第2次)」において、健康寿命の延伸に向け、関係機関・団体の皆様とともに、様々な取組を進めているところですが、平成28年度における糖尿病死亡率が3年連続で全国最悪であることから、今後の「健康あおもり21(第2次)」の取組を更に加速させるため、平成29年9月14日に(公社)青森県医師会、青森県糖尿病対策推進会議、青森県の三者で「青森県糖尿病性腎症重症化予防連携協定(以下協定とする。)」を締結しました。
(公社)青森県医師会、青森県糖尿病対策推進会議、青森県の三者は糖尿病対策の一貫として糖尿病性腎症の重症化予防を目的に平成30年1月18日に「青森県糖尿病性腎症重症化予防プログラム(以下プログラムとする。)」を策定しました。また、県における更なる糖尿病性腎症重症化予防に向けた取組の推進を図るため、令和4年3月24日にプログラムの改定を行いました。
プログラムでは、協定に基づき、糖尿病性腎症の重症化予防の取組を推進するため市町村、県、県医師会、県糖尿病対策推進会議の役割等を示すとともに対象者の選定、かかりつけ医との連携等基本的な取組を示しています。
県は市町村に対してプログラムの策定と糖尿病性腎症重症化予防の取組を、県医師会は郡市医師会に協力を要請し、糖尿病性腎症重症化予防の取組を推進しているところです。
青森県糖尿病性腎症重症化予防プログラム(令和4年3月24日改定)[946KB]
県内市町村における糖尿病性腎症重症化予防の取組の実施状況について(高齢福祉保険課ホームページへリンク)
糖尿病を専門的に診療することができる医療機関
糖尿病は自覚症状がないまま進行しやすい病気です。
人工透析になる原因疾患の第1位、
成人の中途失明になる原因疾患の第2位です。
健康診断で「要精検」、「要治療」になった方は早めに再検査を受けましょう。