青森県農業経営士・青年農業士について

1 農業経営士

優れた農業経営を実践し、地域農業や農村生活のリーダーとして指導的役割を果たしている農業者を「農業経営士」として県が認定しています。
※認定制度は昭和49年度に創設

(1) 役割

• 優れた農業、豊かな農村生活に関する実証とその成果の普及
• 地域農業の担い手育成に関する助言指導
• 農村青少年や非農家からの新規就農者の受入れと技術習得の指導活動
• 地域農業や農村生活のリーダー活動の促進
• 青年農業士との連携活動

(2) 認定要件

• 農業経営が地域農業をリードできる内容である認定農業者等
• 地域農業の担い手育成・確保に情熱を有し、円満な人格と高い見識を有する者
• 地域におけるリーダーとしての指導力を有し、地域農業の振興や農村生活の向上に意欲的な者又はViC・ウーマンとして5年以上の活動実績がある者
• 農業青年の先進農家留学や新規就農者等の実践研修を受け入れ、指導できる者
• 農業生産組織や生活改善組織などの組織活動において指導的役割を担っている者
• 年齢は認定年度の4月1日現在で概ね40歳以上であって、60歳未満の者

(3) 認定期間満了

• 65歳に達した年度の末日をもって認定期間満了となります。
• 満了後は「名誉農業経営士」となります。

2 青年農業士

自ら農業及び集団活動に積極的に取り組み、将来とも地域農業の推進者となり得る模範的な農業青年を「青年農業士」として県が認定しています。
※認定制度は昭和51年度に創設

(1) 役割

• 農業に関する研修と実践
• 地域農業におけるリーダー的活動
• 農村青少年クラブ等農村青少年集団の指導者としての活動
• 地域農業、農村を振興する活動への参加及び協力
• 農業経営士との連携活動

(2) 認定要件

• 青森県営農大学校又は青森県農業大学校の所定の課程を修了した者、あおもり農業経営塾等の県主催の短期研修を修了した者又は知事がこれと同等の資質を有すると認めた者
• 5年以上の営農経験を有し、かつ、将来とも認定農業者等として農業経営を実践し地域農業の推進者になると見込まれる者
• 農村青年等の集団等で積極的に活動した者又は活動している者で、今後とも中心的活動ができると見込まれる者
• 年齢は、認定年度の4月1日現在で25歳以上であって、41歳未満の者

(3) 認定期間満了

• 45歳に達した年度の末日をもって認定期間満了となります。

3 認定手続

市町村の推薦により県が認定します。
例年、7月から10月頃に推薦を受け付け、翌年2月頃に認定証書授与式を開催しています。

青森県農業経営士及び青年農業士認定要領（PDF）[327KB]

4 認定者数

認定制度創設以来、令和5年度までに農業経営士は371名、青年農業士は860名認定してきました。
現役の認定者数（令和6年9月末時点）は、農業経営士が127名、青年農業士が167名となっています。

・青森県農業経営士・青年農業士の認定者数について（PDF）[31KB]
・青森県農業経営士・青年農業士の認定者数について（Excel）[17KB]

5 活動内容

農業経営士・青年農業士に認定された農業者は、地区ごと組織されている農業士会に所属しています。農業士会は県内に13地区あり、研修会の開催や情報交換等により互いに研鑽を図っています。
また、県段階では「青森県農業経営士会」及び「青森県青年農業士会」が、全国段階では「全国指導農業士連絡協議会」が組織されています。

青森県内の地区農業士会

青森県農業経営士会・青森県青年農業士会

6 農業経営士・青年農業士へのインタビュー記事

青森県農業・就農情報サイト「農なび青森」では、農業経営士・青年農業士へのインタビュー記事を掲載予定です。準備でき次第、順次更新予定です。