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更新日付:2021年11月10日 地域生活文化課

青森プロボノチャレンジ2020実施報告

 県では、仕事を通じて得た経験や知識等をボランティアとして提供し、NPO等の活動基盤の強化につなげる「プロボノ」の取組を県内に普及させていくため、青森プロボノプロジェクトの一環として、「青森プロボノチャレンジ」を実施しています。

  「青森プロボノチャレンジ」は、地域サービスを行っている団体に対し、プロボノが運営体制等の活動基盤強化を支援する実践的プログラムです。

 支援する側・される側の双方が、最も効果的に連携できるよう、目標を明確に設定し、具体的かつ実用性の高い成果物を提供とする「プロジェクト型支援」を行います。

 2020年度は、NPO等4団体に対し、24名のプロボノワーカーの支援によるプロボノチャレンジを実施しました。ワーカーのうち4名は県外在住者である「ふるさとプロボノ」として参加していただきました。

〇 参加者説明会

〇 事前オリエンテーション・キックオフミーティング

〇 中間報告会

〇 成果報告会

参加者説明会

青森プロボノチャレンジ2020実施に当たり、プロボノに参加してみたい方々を対象に、説明会を実施しました。

【開催日時】
令和2年7月17日(金)18時30分~20時
令和2年7月18日(土)10時~11時30分
【開催場所】

青森県観光物産館アスパム5階 白鳥

プロボノとは
コロナ禍により、事務局を務める東京の認定NPO法人サービスグラントのスタッフには、zoomを使ってリモートにより説明していただきました。
今回は、首都圏からプロボノ参加する「ふるさとプロボノ」も募集しており、県内外から参加がありました。
ボランティアに参加しない理由
「プロボノで役立つスキル、それはまずは挑戦する気持ちです。」
「課題を整理し、具体的な提案をする力、プロジェクトマネジメントや論理的思考力、文書作成力など、幅広いスキルが役に立ちます。」

◇プロジェクトの流れは以下のとおりです。

9月12日(土) キックオフミーティング[青森県観光物産館アスパム 5F 白鳥]
9月13日(日) 活動現場訪問(予定)

↓※適宜、チームごとにヒアリングなど活動していきます

10月10日(土) 中間交流会

↓・中間提案

11月14日(土) 成果提案、交流会

※詳細は、サービスグラントHPをご覧ください。→サービスグラントHPこのリンクは別ウィンドウで開きます

経験者トーク01
今回は、昨年度プロボノワーカーを経験された方から経験談をお聴きしました。
ご協力いただいたのは、NPO法人循環型社会創造推進ネットワークを支援したトゥルージオ(株)の原さんです。
経験者トーク02
不安なことはありましたか?
(原さん)課題整理は、仕事でよく取り組んでいることでしたので、その経験が生かせたかなと思っています。

良かったことは何ですか?
(原さん)同じような考えの人たちで集まれたこと。また、いろいろなチームの取組を見ることができたこと。

同じ会社の同僚でチームを組まれましたが、どうでしたか?
(原さん)いつもと違って新たな発見ができました。

プロボノを経験して、NPOに対して発見したことはありますか?
(原さん)非営利団体は、利益を求めない分、かなり制約があるんだと思いました。その中で考えていかないというのが、会社とは違うところだと思いました。

仕事に生かせた経験はありますか?
(原さん)よく声を聴くこと、ヒアリングが大事だと痛感したので、最初にわからないことがあれば、その時点でつぶしていくようになりました。

改めて、プロボノとは?
(原さん)発見。
同じ意思を持つ方々との出会い、こういう活動をしている団体があるんだという発見。
サービスグラントでは、プロボノのことを「大人の社会科見学」と言っていますが、驚き・発見があると思います。

支援先団体について
支援先団体についても、御紹介しました。
詳細は、こちらをご覧ください。→ 支援予定団体
グループワーク
会場では、参加者をグループ分けして、それぞれこのチャレンジに参加するにあたっての「期待」と「不安」について、話し合ってもらいました。
グループワーク02
◇期待すること
・誰かの役に立つこと
・日頃接することがないことと接すること、刺激を受けること
・様々な業種、年代の方々と交流を図りたい
・自身の新たな能力の発見
・未知の領域へのチャレンジ
・視野が広がり、人間的に成長できそうであること

◇不安なこと
・日程調整
・グループメンバーや支援先との連絡調整
・仕事との両立
・特別なスキルがないので役に立てるか
・高度な要求があったときに満足いく成果が出せるか

◇期待と不安について、会場やオンライン参加のみなさんで共有しながら、プロボノチャレンジについて興味関心が深まったようでした。
 説明会に参加していなくても、プロボノチャレンジには参加できます。
 積極的なご参加をお待ちしています。

※プロボノチャレンジ参加申し込みについては、サービスグラントHPをご覧ください。→サービスグラントHPこのリンクは別ウィンドウで開きます

事前オリエンテーション・キックオフミーティング

 青森プロボノチャレンジ2020に参加するプロボノの方々でチームを編成し、それぞれ顔合わせと事前説明を兼ねた事前オリエンテーションと、支援先の団体の方々とのキックオフミーティングを実施しました。
 いよいよ、ここから青森プロボノチャレンジ2020が始動します!

《 支援先団体 》
No. 団体名 支援内容
1 NPO法人コミュサーあおもり(青森市) 利用者のニーズに応える運営をするためのマーケティング調査
2 NPO法人元酒蔵の歴史的建造物群を保存・活用する会(黒石市) 元酒蔵の建物の魅力を伝える広報ツール(パンフレット)作成
3 あおもり子ども劇場(青森市) 会員を増やすための広報ツール作成
★ママボノチーム支援
4 チーム紬(青森市) 団体の活動を支えるボランティアスタッフ増強のため、団体の活動内容とその魅力を伝える資料作成

ママボノチーム

ママボノチームは、一般のプロボノチームより一足先に9月9日に事前オリエンテーション、11日にキックオフミーティングを行い、チャレンジがスタートしました。

ママボノ_事前オリエンテーションのようす01
皆さん、赤ちゃんや小さいお子さんを連れてのミーティング!
だっこしながらは大変そうですが、真剣に団体の資料を読んでいました。
ママボノ_事前オリエンテーションのようす02
今年度は、NPO法人子育て応援隊ココネットあおもりさんがママボノチームの運営をサポートします!
青森市で子育て支援の活動を行っている団体なので、泣き出したお子さんをあやしたり、うまくお母さんたちをサポートしながらミーティングを進めてくださいました。
ママボノ_キックオフミーティングのようす
いよいよ、団体とのキックオフミーティング。この日は車座になって、事前オリエンテーションでまとめたママボノさんたちの意見や質問事項を団体の方にお伝えし、これから目指す成果に向けてミーティングを行いました。
ママボノチーム2020
今年度は、こちらのママボノチームで「あおもり子ども劇場」を支援します!

一般プロボノチーム

今回は、一般参加のプロボノチームは3つ。県内だけでなく、今年度から首都圏から本県への地域貢献を希望する「ふるさとプロボノ」の方々も参加しています。

青森プロボノチャレンジ2020 事前オリエンテーションの様子
各支援先に対してチームを編成し、チームごとに着席。全体説明を受けてから、各チーム初顔合わせということで、自己紹介から行いました。
コミュサーチーム リモート参加の様子
コミュサーあおもりチーム。
ふるさとプロボノさんが2名いらっしゃいます。そのうち1名の方は、今回リモート参加となりました。
zoom画面越しにチーム員とコミュニケーションを図り、議論に参加されていました。
元酒蔵チーム
こちらは、NPO法人元酒蔵の歴史的建造物群を保存・活用する会を支援するプロボノチーム、通称:元酒蔵チーム。
2名のふるさとプロボノさんにご参加いただいています。
県内の参加者の皆さんも、様々な業種の方がいらっしゃって、お互いの強みがうまく引き出せそうです。
紬チーム キックオフミーティングのようす
こちらは紬チーム。業種はもとより、年齢層も幅広く、多角的な視点からのアイディアが期待できそうなチームです。
コミュサーあおもり代表あいさつ
後半のキックオフミーティングでは、団体の代表と顔を合わせてのミーティング。
こちらは、NPO法人コミュサーあおもりの代表。
元酒蔵の歴史的建造物群を保存・活用する会 代表あいさつ
NPO法人元酒蔵の歴史的建造物群を保存・活用する会の代表あいさつ。
事務を担当している奥様と、御夫婦で参加してくださいました。
紬 キックオフミーティング
紬チームは、団体の事務所で団体の代表者等と顔合わせとミーティング。
活動の様子なども確認でき、丁寧なヒアリングができました。

~ 今年度のプロボノメンバー ~

コミュサーあおもりチーム
コミュサーあおもりのプロジェクトは、こちらのチームでチャレンジします!
(団体代表の方を囲んでの集合写真です)
元酒蔵チーム
元酒蔵の歴史的建造物群を保存・活用する会、通称:元酒蔵チーム。
(代表の方を囲んでの写真です)
紬チーム
紬チーム。

今年は、4団体を24人のプロボノが支援します!
各チームの進捗状況については、以下のページをご覧ください。

★青森プロボノチャレンジ 各プロジェクトについて(サービスグラントHP)このリンクは別ウィンドウで開きます

中間交流会

 各チームの進捗、他チームの工夫している点や困っていることの共有を図るため、また、チームを超えたネットワークを作ることを目的として、今年度初めて中間交流会を開催しました。

【開催日時】 令和2年10月10日(土)13時30分~15時30分
【開催場所】
アピオあおもり 2階 大研修室2

中間交流会のようす
各プロボノチームのメンバーは、3つのグループに分かれて着席。他のチームのメンバーとの交流が図られるようにしました。
チームからの状況報告
青森プロボノチャレンジ2020では4つのチームが立ち上がっていますが、4チームそれぞれから、代表者が状況報告を行いました。中間提案のために作成した資料をスライドで投影したり、これまでに行ったヒアリングや現地調査の結果を説明するなど、各チームの熱心な活動状況が伺えました。
オンライン参加メンバーも
オンライン参加メンバーも、zoomでグループに分かれて参加しました。
ほかのチームのメンバーとのグループトークは新鮮!?
個人ワーク
各グループ、簡単な自己紹介の後、それぞれ個人ワーク。
まずは、自分のチームの活動で、
 〇よかった点、工夫している点
 〇難しい点、困っている点
について、思いつくままメモ。
模造紙に個人メモを貼付
次に、それぞれのメモを、大きな模造紙に貼りだしていきます。

メモを見ながら話し合い、グルーピング。
それぞれのチームの状況をグループ内で共有しました。
グループトーク
それぞれ、共通する課題、参考にしたい工夫などがあったのではないかと思います。
熱心に各グループでトークを交わしていました。
全体共有のようす
各グループで出た意見のうち、全体で共有したいものを発表。


工夫している点・うまくいった点としては、
(コミュニケーション、ツール関係)
 ・スケジュールを作っている。
 ・PCが使えないメンバーも、文章を考えるなどして上手に参加している。
 ・ツールの活用(「調整さん」で日程調整、Slack、メッセンジャーグループ、Line、Dropbox)
(参加方法関係)
 ・できる人ができる範囲で無理をしない、ということを事あるごとに伝えている。
 ・それぞれの強みを生かして積極的に参加する

難しい点・困っている点としては、
(コミュニケーション、ツール関係)
 ・会場にWi-Fiがないと活動しにくいが、利用できる公共施設が少ない。
 ・ネット環境がないメンバーもいる。
(参加方法関係)
 ・時間が取れない、日程調整が難しい
 ・できる人に作業が偏る
(プロジェクトでの検討内容・成果物関係)
 ・支援先団体の求める内容を理解してすり合わせるのが難しい。
 ・支援内容が拡大しないか。
 ・あれもこれも提案すると、支援先団体を困らせてしまわないか。
 ・ステイクホルダーのニーズを調べ切れているか。

これらの報告を受けて、事務局からは、
・(ネットを活用した活動に困難を抱えている点について)メールやSNSなどのコミュニケーションと、対面ミーティングの活用を交えてプロジェクトを進めましょう。
・(時間が取れない点について)全員が難しい場合は、集まれる人だけでも集まって情報共有を行いましょう。いつも集まれない人がいる場合、その人の都合に合わせたミーティングも検討しましょう。
・支援先が活用できる成果物をめざしましょう。目的、分量、使用ツールなど、支援先が活用できるか改めて確認しましょう。
というコメントがありました。

 事務局からは、これからの進め方や、最終的に実施する成果提案ミーティングと成果報告会について事務連絡があり、閉会しました。

 今回の情報共有によって、活動が円滑になることが期待されます!

成果報告会

 各チームが支援先の団体への成果提案ミーティングを経て、青森プロボノチャレンジ2020の全参加者(プロボノチーム、支援先団体)が一堂に会し、成果報告会を開催しました。

【開催日時】 令和2年11月14日(土)16時00分~18時00分
【開催場所】
アピオあおもり 2階 大研修室1

成果報告会開催の様子
全チーム、支援先団体の方と共に各テーブルに着席し、それぞれの報告を聴きました。

あおもり子ども劇場

トップバッターはママボノチーム。支援先のあおもり子ども劇場に対し、会員を増やすための広報ツールとして、ホームページ(HP)とインスタグラム(Instagram)を提案しました。

ママボノチーム成果報告01
ママボノさんは、子育てにより離職中・休職中のお母さんのプロボノ。これまで土曜の朝などの実施していた全体ミーティングに参加できなかったため、今回初めて他のプロボノチームと対面しました。
あおもり子ども劇場02
〈チームからの説明〉
・団体を初めて知る方々にも安心感を持ってもらえるように、色遣いや言葉選びに気を配りました。
・動画を掲載し、お子さんと一緒に観ても魅力が伝わるようにしました。
・HPは、団体の概要、活動内容がわかるようにして、あまりこれ以上手を入れなくても良いようにしました。
・最新情報はInstagramに掲載。HPからすぐに飛べるようにしました。
あおもり子ども劇場 宍倉代表
〈あおもり子ども劇場 宍倉代表からコメント〉
・団体を知らない人たちが作ってくれたので、団体のこと・活動のことがわからない人でもわかるようにしてくれたのがよかった。自分たちが当然のように使っている言葉が伝わらないこともある。
・お母さんたちが、私たちの活動をわかってくれたこと、気づかなかった部分のアドバイスをもらえたのがよかった。
・HPは、何年も前から作りたいと思っていたが作れなかったので、本当にありがたい。

〈チームからのコメント〉
・子育て以外のことに初めて取り組んで、いい経験でした。
・仕事を辞めたので、普段話し相手は主人だけだったのが、社会から離れても新しい出会いやつながりができて、うれしかったです。
・たくさんの人に支えられて、初めて達成感を感じることができました。感謝でいっぱいです。
・今まで仕事では一人でやってしまうことがあったけれど、周りと協力することの大切さを学びました。
・同世代の人たちとブラッシュアップしたり協力し合う、という機会がこれまでなかなかありませんでした。離職したので、もうこの先そういう機会はないかもしれないと思うと、今日で終わってしまうのが、達成感の一方で寂しい気持ちもあります。
・最初は、娘がちょうどイヤイヤ期でうまくミーティングにも参加できずに、悲しくなりましたが、他のママたちがやれる人がやればいいと言ってくれた。逆に、娘が落ち着いたころにほかのお子さんがイヤイヤ期になって、お互いさまという気持ちでみんなで頑張れました。この期間に、みんな、ママも子供たちも成長したと思います。

チーム紬~つむぎ~

こちらのプロボノチームは、支援先団体がボランティアスタッフを募集するために必要な資料の提案を行いました。

紬チーム成果報告
〈チームからの説明〉
・さまざまな活動を行っている団体なので、どんな活動があるか、参加者からの声などの掲載内容を整理して、募集チラシを御提案しました。
・また、行政のボランティア団体登録など、ボランティアを募集するにあたって参考となる情報の資料も併せて御提案しました。
チーム紬成果報告02
〈チームからのコメント〉
・仕事以外で、他の人たちと一つの目標に向かって仕事するというのが、いい経験でした。
・青森県内で、地域に役立つようなことをしたいと思う方たちがこんなにいるなんて、というのが新鮮でした。たくさん勉強になりました。
・様々な業種の方が参加しているので、日頃、自分が知らなかったことも勉強できました。
・参加したきっかけは、自分はすごく狭い世界で生きているんじゃないか、と思ったから。また、機会があれば参加したいと思います。

NPO法人コミュサーあおもり

このチームは、支援先のNPO法人コミュサーあおもりが運営するフリースクールの生徒募集について、マーケティング基礎調査とそこから導いた広報の課題整理を行いました。

コミュサーあおもり成果報告01
〈チームからの説明〉
・ステークホルダーへのヒアリング、教職員・PTAへのアンケート調査、それらを踏まえた広報課題整理を行いました。
コミュサーあおもり成果報告02
・現状、HP、Twitter、Facebook、Instagramとさまざまな広報ツールを活用しているものの、それらがうまく連携が取れていないので、網目状につなげていくことが必要。
・団体からゆるキャラを作ってみたという提案があったので、illustratorで素材を作って、さまざまな広報ツールに利用できるようにしました。
コミュサーあおもり 西川理事長
〈コミュサーあおもり 西川理事長からのコメント〉
・プロボノの皆さんは、真剣に寄り添っていただけて、本当に感謝しています。
・今回は、調査ということで、非常にボリュームのある成果品をいただきました。
・やればやるほど、課題がいっぱい見えてきて、じゃあどうするのということの繰り返しなのですが、今回調査していただいて、また、広報戦略までご提案いただきました。現場スタッフにも共有して、フルに活用させていただきます。
・せっかくの御縁、引き続きつなげていけたらうれしく思います。

〈チームからのコメント〉
・会社でアンケート業務を行っているので、アンケート調査自体は支障なくできるが、今回はそこから見えた結果をその先にどう生かしていくかという課題があって、その部分は難しかったところ。でも、それをみんなでできたのが一番の収穫です。
・県外からボランティアで本県に来て下さる人たちがいることに感動しました。これからも、ボランティアを続けていきたいと思います。
・まず挑戦しようと思ったきっかけは、海外ドラマ「SUITS」の影響。ドラマに憧れて、軽いノリで参加して、SNS発信など実は結構大変だったけれども、楽しかった。年代や地域を越えてフラットな関係で話し合えました。
・よかったことは、年代の違う方達との関わりです。化学反応が起きて、よい感じになるんだなと思いました。年代も職業もみんな違うのに、学校にいけない子たちをどうにかしたいという気持ちが、みんな一緒なのが面白いと思いました。
・ママボノの方々の発表を聞いて、私も泣いてしまいました。私自身、県外から来ているのですが、ずっとリモートワークで疎外感を感じる日々だったので、フリースクールに興味がありました。同じ活動をしている地元の団体にも興味を持ったので、新しい目標ができました。

NPO法人元酒蔵の歴史的建造物群を保存・活用する会

このチームは、支援先団体の活動場所となっている歴史的建造物の魅力と、活動の全体像がわかるパンフレットの作成を行いました。

元酒蔵チーム成果報告01
〈チームからの説明〉
・パンフレットは、表面に建物の歴史と魅力、裏面にカフェや事業展開、ボランティアをはつこま応援隊として募集、というような構成にしました。
・設置先については、国勢調査から分析し、マーケティングデータとして御提案しました。
・他のフリーランスの方やいろいろな方と知り合いましたが、団体が成熟期になると目的が見つけにくく、手さぐりになっていくということを実感しました。そのうえで、どんな広報物にしようかと検討しました。
・当初の支援先の目的は、黒石市民に対して地域力を高めるものということでしたが、第三者の視点で考え、広く一般の人たちに伝わるように、新しいファンができるようにしたほうが良いだろうと考えて作りました。

元酒蔵 庄司理事
〈元酒蔵の歴史的建造物群を保存・活用する会 庄司理事からのコメント〉
・私が、昔地元の酒蔵が崩れてしまう夢を見てしまい、実際に見に行ったらまだ崩れてはいなかったものの、日本の伝統建築としてそのままにはできないとの思いから、私財を投じて購入したのが当団体のはじまり。
・しかし、なかなか人が集まらない状況で、ボランティアをやろうという人もなかなかいない。来てもすぐやめてしまって、続かない状況です。
・解決のためには、いろんな知識や経験のある人たちの力が必要でした。プロボノの皆さんの成果、特にマーケティングデータは目からうろこでした。このままでは、黒石市は年寄りしかいなくなる、私たちが働かないと町がなくなる、と強く思いました。

〈チームからのコメント〉
・今日、急遽体調不良で来られなかったメンバーがいます。その方は、すごくNPOや地域の情報に詳しくて、たくさん教えてもらいました。いろいろな場所につれていってもらいましたし、青森の魅力を教えてもらいました。
・主力メンバーのデザイナーさんが離脱してからデザイン担当となったけれども、フルタイムで仕事しているため、毎日3時間睡眠くらいになり、本当に大変でした。でも、Photoshopやillustratorのスキルはすごく上がりました。
・一つの会社の枠でしか活動していなかったので、他で自分が役に立つことがあるのか疑問があったけれども、微力ながらお役に立てたのではないかと思います。
・この取り組みのおかげで、青森のことを知ることができました。

青森プロボノチャレンジ2020集合写真
青森プロボノチャレンジ2020、無事終了しました!
このあと、交流会を行い、これまでの労をねぎらったり、他のチームと情報交換するなど、縁あって集まった仲間たちで語り合いました。

お疲れさまでした!!

事後に行った参加者アンケートから・・・

《支援先団体から》

  • こちらの要望や内容をきちんととらえて作ってもらえたので、とても感謝しています。
  • クオリティが高く、内容に興味ある見解が多かったです。
  • プロボノは、いろんな職業の人と出会えておもしろい場。自分のスキルアップの機会になると思いました。
  • プロボノは、新たな理解者との出会いと課題解決のための強力な助っ人。
  • チームメンバーの個々の大切な時間を、本法人の課題解決のために使っていただきました。心から感謝しています。貴重な成果物を十分活用させていただきます。

《参加者(プロボノワーカー)から》

  • さまざまな経験、考え方の方との意見は大変参考になります。また、その方々との合意形成も難しく、会議の進め方でも参考になりました。
  • 長年培ったスキルはある程度社外でも活用できると感じました。併せて、メンバーのスキルを見て、自分も取り入れ、更なるスキルupを目指したいと感じました。
  • プロボノは、新たな社会参加と多様性との出会い。
  • (ママボノさんから)ママたちのエピソードを聞いて、夫も喜んで見守ってくれていたと思います。基本的に無理のない活動だったと思います。
  • (ふるさとプロボノの方から)参加前は青森に行ったことがなく、りんごくらいしかイメージがありませんでしたが、今ではたくさんの温かい人とのつながりができ、素敵な場所もたくさん教えてもらい、青森が本当に大好きになりました!これからも青森のサポーターであり続けます!!

関連ページ

〇 青森プロボノプロジェクト(メインページ)

〇 あおもりプロボノセミナー

〇 公務員プロボノセミナー

〇 企業向けセミナー

〇 青森プロボノチャレンジ2019

〇 青森プロボノチャレンジ2018

〇 ボランティア・NPOのひろば(県庁ホームページ内)

〇 FacebookあおもりNPOガーデン

〇 認定NPO法人サービスグラント(青森プロボノプロジェクト企画・運営)

お問い合わせ

青森県環境生活部県民生活文化課 文化・NPO活動支援グループ
TEL 017-734-9208
FAX 017-734-8046
メール npo@pref.aomori.lg.jp

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電話:017-734-9208  FAX:017-734-8046

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