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更新日付:2021年11月24日 地域生活文化課
青森プロボノチャレンジ2021実施報告
「青森プロボノチャレンジ」は、地域サービスを行っている団体に対し、プロボノが運営体制等の活動基盤強化を支援する実践的プログラムです。
支援する側・される側の双方が、最も効果的に連携できるよう、目標を明確に設定し、具体的かつ実用性の高い成果物を提供とする「プロジェクト型支援」を行います。
2021年度は、NPO等5団体に対し、25名のプロボノワーカーの支援によるプロボノチャレンジを実施しました。うち4名は県外在住者による「ふるさとプロボノ」として、また5名は子育て中のママによる「ママボノ」として参加していただきました。
〇 2021支援先団体・支援内容一覧
〇 参加者説明会
〇 事前オリエンテーション・キックオフミーティング
〇 中間共有会
〇 成果報告会
No. | 団体名 | 支援内容 |
---|---|---|
1 | 認定NPO法人あおもりNPOサポートセンター(青森市) | 県内のNPOを支える中間支援組織としての役割・魅力を伝える団体紹介パンフレットの制作 |
2 | NPO法人ハッピーエンジェル(八戸市) | 就労継続支援B型施設「りんごっこ」の魅力と取組、その背景にある想いを伝えるウェブサイト制作(ジンドゥー)と活用提案 |
3 | 青森市ふたご・みつごの会(青森市) | 多胎児を持つ母親自身が立ち上げた会を無理なく継続させるための組織体制づくり・運営改善提案 |
4 | あおもりカシスの会(青森市) | 生産者団体の会の運営を維持発展させるためのボランティア募集パンフレットの制作 |
5 | NPO法人Sky(黒石市) | 立ち上げ間もない放課後等デイサービス「こどもデイサービスSky」の認知度を高めるウェブサイトの制作 |
参加者説明会
〇日時:令和3年7月16日(土)・17日(日)
〇場所:アピオあおもり(青森市内)
青森プロボノチャレンジ2021に参加をご検討の方を対象に、参加者説明会を開催しました。
〇内容:
1.プロボノとは?
2. 青森プロボノチャレンジとは?
3. 青森プロボノチャレンジの流れ
4. 経験者トーク(青森プロボノチャレンジ2020参加者から2名登壇)
5. 支援先団体及び支援内容のご紹介
6. 参加者によるグループトーク(プロボノ活動に期待すること、参加にあたって不安なこと)
事前オリエンテーション・キックオフミーティング
参加者25名も決定し、チーム編成も完了、いよいよプロボノチャレンジが始動しました。事前オリエンテーションでは、チーム員同士の初顔合わせや役割分担、キックオフミーティングでは、チームと支援先団体との初顔合わせが行われました。(コロナ禍の影響で、オンラインでの開催となりました。)
〇日時:令和3年9月4日(土)
事前オリエンテーション 10時00分~12時00分
キックオフミーティング 13時00分~15時30分
〇会場:オンライン開催
〇内容:
<事前オリエンテーション>
1. 自己紹介(チーム毎)
2. 支援先団体と支援内容の紹介
3. 青森プロボノチャレンジの流れ
4. プロジェクトを進めるにあたって
<キックオフミーティング>
1. 支援先団体と支援内容の紹介
2. チームメンバー自己紹介(チーム毎)
3. 支援先団体自己紹介(チーム毎)
4. プロジェクトの進め方
中間共有会
中間共有会では、プロジェクト進行期間の折り返し地点で、各チームの進捗状況や課題等について、ワーカー同士がチーム横断で情報共有を行いました。チームや個人が抱える悩みや不安を相互共有し、改めてゴールに向かってプロジェクトを進めるためのモチベーションにつながったようです。(キックオフミーティングに引き続き、オンライン開催となりました。)
〇日時:令和3年10月2日(土)13時30分~15時30分
〇会場:オンライン開催
〇内容:
1. 各チームの進捗状況発表(全体)
2. グループワーク(1)(良い点・課題点の共有)
3. グループワーク(2)(課題点への解決先検討)
4. 全体共有
5. グループワーク(3)(共有会での気付き等)
成果報告会
2か月間のプロジェクトを終え、支援先団体に成果物の説明を行う成果提案ミーティング、各チームが成果発表を行う成果報告会、各チームのワーカー同士がプロジェクトを振り返る交流会を開催しました。(最後は無事対面で開催できました!委託先である認定NPO法人サービスグラントのスタッフ、首都圏から参加しているふるさとプロボノの皆さんも青森に全員集合です!)
〇日時:令和3年11月14日(日)
<成果提案ミーティング> 10時00分~12時00分
<成果報告会> 13時00分~14時30分
<交流会> 15時00分~15時50分
〇会場:新町キューブ(青森市内)
〇内容:
<成果提案ミーティング>
各チーム毎に、支援先団体に成果物の提案と説明を行いました。
すべてのチームにおいて、支援先団体から成果物のご承諾をいただきました。
<成果報告会>
各チームのプロジェクト進行の様子や成果物について、参加者全体に向けて発表を行いました。
成果物の発表の後は、ワーカーがお一人ずつプロボノチャレンジへ参加した感想として、
「私にとってプロボノとは?」を発表しました。
また、支援先団体からのコメントもいただきました。
※各チームの報告内容詳細は下記のとおり。
<交流会>
各チーム毎に、プロジェクトの振り返りとして、メンバーの良いところを誉めあう
相互フィードバックを行いました。
チーム員 | やしろさん、あらやさん、あきむさん、あやこさん、やまさん、のりさん |
成果物 | 1. 団体紹介リーフレット NPOを支援するNPO、中間支援組織といった説明が難しい団体である故、名刺代わりに使える団体紹介リーフレットがあったら、という団体の長年の願いが成果物に託されました。対象は若い人向け、第三者目線で「NPOとは?」「中間支援組織とは?」また、あおもりNPOサポートセンターの魅力を分かりやすく伝えるリーフレットを制作しました。 |
私にとってプロボノとは? | 〇やしろさん 「この一歩は地域にとっては小さな一歩だが、私にとっては偉大な一歩だ」 〇あらやさん 「自分の’好き!’を確認できた機会」 〇あきむさん 「絆」 〇あやこさん 「社会により広く関心を持つ場」 〇しょうごさん 「縁」 |
支援先からのコメント | 〇理事長斉藤さん、事務局柳沢さん NPOや中間支援組織について初めて知るワーカーさんにとっては、検討が大変だったのではないかと思いますが、成果物の完成度の高さに感動しました。パンフレットという成果のみならず、それを作っていく過程でワーカーの皆さんと一緒に積み上げてきたものも大きな成果だと思っています。団体内では、これをきっかけに理事会メンバーの意見交換がさらに活発となり、それぞれの理事の熱い想いを改めて感じた良い機会となりました。 |
チーム員 | ささきさん、ノムさん、かどがみさん、たかさん、はらさん |
成果物 | 1. 就労継続支援B型施設「りんごっこ」ウェブサイト 2. ウェブサイト更新マニュアル 福祉はもちろんのこと、利用者の工賃アップと自立支援を目指し、経営改善や様々な取組を行っている「りんごっこ」の魅力を伝えるホームページを制作しました。 |
私にとってプロボノとは? | 〇ささきさん 「未知の化学反応」 〇ノムさん 「見分を広げる機会(知らない世界を織る、新たな繋がりが生まれる、徳を積む)」 〇がどがみさん 「新しい知識、新しい考え方、新しい人達と出会えた場」 〇たかさん 「今までの経験を他の分野で生かせることのできる新たな経験!」 |
支援先からのコメント | 〇理事長竹居さん、副理事長鎌田さん 皆さんの役割分担が明確できちんと対応してくれたこと、私たちに何度も確認しながら進めてくれたことに感謝しています。今回のウェブサイト制作のみならず、りんごっこの運営に関してもアドバイスをいただき、改善を要する点などに気づくことができたことが、一番の大きな成果だと思っています。皆さんは「いぶし銀」のようなチームでした。 |
チーム員 | いっぺいさん、あおやまさん、むらさん、かとうさん、ふなきさん |
成果物 | 1.「青森市ふたご・みつごの会」会則 2.「青森市ふたご・みつごの会運用マニュアル」 3.「青森市市民センター使用申請書」様式 多胎家庭同士の情報交換や交流の場を継続させることが会の最重要課題であったため、まずは組織体制を確立させる会則を作成しました。また、事務局担当者が変わっても会合に使用する会場の選定や予約方法が分かるようなマニュアルと、簡単に会場使用申請書を作成できる様式を整備しました。 |
私にとってプロボノとは? | 〇いっぺいさん 「新たな出会いと今までの(スキルの)棚卸し」 〇あおやまさん 「ちょっとした冒険」 〇むらさん 「みんなでつくっていくプロジェクト」 〇かとうさん 「チームで協力」 〇ふなきさん 「つながり」 |
支援先からのコメント | 〇代表佐藤さん、事務局秋元さん コロナ禍で実際の活動状況(多胎児を連れての活動の大変さ)をご覧いただくことができない中、運営改善を検討することは難しかったのではと思いますが、皆さんが私たちのために一生懸命考えてくれることが、活動のモチベーションにもつながり、SNS発信やチラシづくりなど新しい取組に対しても前向きに考えられるきっかけとなりました。大変感謝しています。 |
チーム員 | あっくん、いけざきさん、まつおさん、ときちゃん、はがさん |
成果物 | 1.「あおもりカシスの会サポーター大募集」チラシ 2. ボランティア活動参加証明書ひな形 事務局運営を生産者でもある会の代表者が1人で担っている現状にあることから、ボランティア募集のためのチラシを作成しました。チラシはカシスの魅力を前面に伝えつつ、ボランティアに参加しやすいようコースを複数設け、掲載しました。また、学生等がボランティア参加に係る単位取得に使用できる参加証明書ひな型も作成しました。 |
私にとってプロボノとは? | 〇あっくん 「異体験」 〇いけざきさん 「スキルアップの場」 〇まつおさん 「D(ダイバシティ)&I(インクルージョン)の実践」 〇ときちゃん 「発見と出会いの場」 〇はがさん 「自分の成長を確認」 |
支援先からのコメント | 〇代表林さん チームの皆さんがカシス畑に見に来てくれたり、様々なところにヒアリングに行ってくれたり、会の事務局を一人で担っている自分にとって、会のために動いてくれていることにとても嬉しく感じました。 チラシの完成度も高く素敵で感激しています。今度は自分がこのチラシを生かしてボランティアを募集できるよう頑張っていきたいです。 |
チーム員 | みきちゃん、みーちゃん、かおりちゃん、あいちゃん、まどちゃん |
成果物 | 1.「こどもデイサービスセンターSky」ウェブサイト 2. ホームページ運用マニュアル 令和3年4月に開設したばかりのデイサービスセンターの周知を図るため、団体紹介ウェブサイトを制作しました。活動現場訪問やスタッフへのヒアリングを通じてSkyらしさや利用者にとってとにかく分かりやすい内容にこだわり、ママ視線で制作しました。 |
私にとってプロボノとは? | 〇みきちゃん 「地域理解が深まる、チームワークが学べる、スキルアップできる」 〇みーちゃん 「育児脳からの脱却」 〇かおりちゃん 「今後の仕事へのモチベーションアップ」 〇あいちゃん 「新たな知識を深めた」 〇まどちゃん 「一歩を踏み出すきっかけ」 |
支援先からのコメント | 〇理事長佐々木さん お子さんを連れてのミーティングや現場訪問、ヒアリングなど大変だったと思いますが、とても丁寧に取り組んでいただき、大変感謝しています。このご縁を大切にし、これからも皆様とつながっていけたら嬉しく思います。 |
ママボノ支援協働団体 | NPO法人子育て応援隊ココネットあおもり(青森市) ※ママボノ人財の発掘やママボノによるプロジェクト運営支援は、ココネットあおもりとの協働により行っています。ママボノの活動の様子は、ココネットあおもりのInstagramにも掲載されています。 |